住宅ローンでボーナス払いを選ぶ前に!知っておきたいメリット・デメリット
住宅ローンには、毎月一定額を返済する毎月払いと、ボーナス時に上乗せして返済するボーナス払いがあります。
「ボーナス払いの方が年間支払額は増えるから、早く支払いが終わってお得」といったイメージを持つ人もいるかもしれませんが、実際はどうなのでしょうか。
ここではボーナス払いの基本的な仕組みや概要、メリット、デメリットなどについて解説します。
住宅ローンでボーナス払いを選ぶメリットとは
ボーナス払いの場合、住宅ローン総額のうち、「毎月の返済分ローン」と「ボーナス返済分のローン」の2本立ての住宅ローンを組むイメージになります。
たとえば、総額3,000万円のうち20%をボーナス払いにする場合、2,400万を毎月払い、600万円がボーナス払いとしてそれぞれ支払うことになります。
ボーナス月には「毎月払い」と「ボーナス払い」の両方を支払うことになるため、「ボーナス併用払い」とも呼びます。
ボーナス払いの最大のメリットは、毎月の支払額を抑えられることでしょう。
上記の条件で、返済期間:35 年、金利:年率1.5%(固定金利)、元利均等返済とした場合、毎月の支払額は74,000円となり、ボーナス払いを選択しない場合の支払額92,000円と比べると18,000円もの差が出ます。
そのため、月々の支払額を抑えたい人にはおすすめの方法です。
住宅ローンでボーナス払いを選ぶデメリット
しかし、ボーナス払いにはデメリットもあります。
まず、ボーナスは確実に支給されるものではないこと。
企業によっては業績次第で減額されたり、支給されなかったりするケースもあります。
そのような場合も、住宅ローンは必ず支払わなければならないため、家計への負担が大きくなります。
ボーナスは不確実なものであることを認識し、額が減少した場合でも返済できるように貯蓄などで準備しておきましょう。
また、ローンのうち「ボーナス払い」で支払う部分(前述例の600万円)については年に2回しか支払いがないため、毎月確実に元本が減っていく毎月払いと比べると、その間の利息額が多くなります。
そのため、ローンの総支払額は"毎月払いだけの場合よりもボーナス払いの方が大きくなる"ことも知っておきましょう。
まとめ
住宅ローンの「ボーナス払い」について解説しました。
「ボーナス払い」を選択する場合は、ボーナス額の減少なども考慮して適切なボーナス返済の割合を設定し、不支給になったリスクを考えた返済計画を立てましょう。
支払い途中でボーナス返済が難しくなったら、「住宅ローンの借換え」や「毎月払いのみに変更」などの手段を早めに検討してください。
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