一戸建てを購入する際に基準となる長期優良住宅とは?
皆さんは長期優良住宅という言葉を聞いたことがありませんか?
長期優良住宅とは通常の住宅と違い、厳しい基準で建てる必要があります。
今回は今話題の長期優良住宅について勉強していきましょう。
一戸建てを購入する際の長期優良住宅の基準
長期優良住宅には独自の基準が存在します。
この基準をクリアすることで優良住宅と認められ、税制などの優遇も得られ有利となるでしょう。
<長期優良物件の機能>
長期優良物件には条件があります。
以下の9項目が対象です。
1.バリアフリー性
バリアフリーリフォームが対応できる建物を建てる必要があります。
2.可変性
将来のライフスタイル変化に応じ、間取り変更などが可能であることが大事です。
3.耐震性
耐震性が高いことが条件です。免震建築物や耐震等級2以上などが対象。
4.省エネルギー性
省エネルギー対策等級4以上となり、次世代省エネルギー基準の対象となる熱性能などを確保する必要があります。
5.居住環境
地域の居住環境、維持及び周辺の景観を形成することもあるでしょう。
6.維持保全計画
将来の定期的な点検、補修等に関する計画を策定する必要もあります。
7.維持管理・更新の容易性
耐用年数が短い設備や内装は、維持管理を容易にする対策を行うことも必要です。
8.劣化対策
数世代先でも住宅の構造躯体が使用できることを条件にする必要があります。
9.住戸面積
一戸建ての住宅は75㎡以上、一つのフロアの床面積も40㎡以上が対象です。
以上の9項目が対象の基準となります。
長期優良住宅の一戸建てを購入する際、フラット35を選ぶ理由
ここではメリットを理解しましょう。
<受けられるメリット>
優良住宅の場合、固定資産税も通常一戸建て住宅は5年間2分の一となります。
通常は3年間なのでメリットも高いです。
それ以外にも登録免許料も0.15%から0.1%となります。
不動産取得税も通常は1,200万円控除が、長期優良住宅は1,300万円の控除。
住宅ローン控除の控除対象借入限度額にも優遇があります。
一般住宅は4,000万円ですが、優良住宅は5,000万円まで引き上げとなり控除率は1%。
5,000万円の1%が一年の控除額となり、10年間で500万円の最大控除が受けられます。
<長期優良住宅はフラット35も低金利>
フラット35は、住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して貸し出すローンです。
長期優良住宅ならフラット35Sの対象となり10年間0.25%金利が引きさげられる金利Aプランが適用されます。
たった0.25%と思うでしょうが、3,500万円を借り入れ35年で返済する場合、金利が1.5%なら毎月10万8,000円の支払いですが、フラット35S(金利Aプラン)の場合10万3,000円の支払いで済みます。
支払い額も1.5%なら4,501万円に対し、1.25%なら4,324万円で済みます。
まとめ
今回は優良住宅の一戸建てを購入とする際のポイントとメリットについて紹介しました。
購入金額は高いですが、購入後に通常の住宅より優遇されることも多く長期的な期間では利点も多いです。
皆さんも一戸建てを購入の際は検討してみてはどうでしょうか。
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