住宅ローンの選び方は?銀行ごとの違いも解説します!
住宅ローンの違いは、金利や借入可能額だけではありません。
一見同じ商品に見えても、金融機関ごとにさまざまな特色を持っています。
長期間にわたって利用するローンだからこそ、自分にあった商品を選びたいものです。
そこで住宅ローンの選び方や、商品ごとのポイントを紹介します。
住宅ローンの選び方①銀行ごとの違い
住宅ローンを扱う金融機関には、おもに以下の4つがあります。
それぞれ目的によって選び方が異なります。
・都市銀行や地方銀行
メガバンクをはじめとする都市・地方銀行などは、市中に多数の実店舗を構えている金融機関です。
日常的に利用する機会が多いのはこのタイプです。
・インターネットバンク
インターネットバンクは実店舗や紙の通帳がなく、基本的にはインターネット上で取引が完結します。
人件費や店舗の維持にかかるコストを抑え、その分住宅ローンでは金利を低く設定していることが多いです。
・信用金庫
信用金庫は地域密着型の、営利を目的としていない協同組織です。
経営規模や営業エリアを狭くしただけの小さい銀行ではなく、地域に根ざした運営を行なっています。
・モーゲージバンク
モーゲージバンクは住宅ローンを専門にしています。
フラット35の多くは、このモーゲージバンクが取り扱っています。
住宅ローンの選び方②金融機関の選ぶポイント
希望するローンの条件によって、いくつかの選び方があります。
金利の低さや手続きまでのスピードを重視するなら、インターネットバンクが便利です。
すべての手続きをインターネットや郵送で行えるため、平日なかなか店舗に足を運べない人でも利用しやすいです。
ただし審査のハードルが高いため、条件によっては融資を受けにくいデメリットがあります。
一方で店舗型銀行は対面でやりとりをするので、イレギュラーなケースでも比較的柔軟に対応してくれます。
そして信用金庫は金利面でやや不利ですが、個人の事情も考慮してくれるので融資ハードルが低いです。
住宅ローン以外の融資を将来的に利用するなら、取引実績を作るためあえて信用金庫にするのもおすすめの選び方です。
住宅ローンの選び方③「固定金利型」と「変動金利型」について
住宅ローンには「固定金利型」と「変動金利型」の2種類があります。
選び方のポイントは、返済額を一定にしたいなら全期間固定金利型になります。
変動金利型はその時々の金利により返済額が変わり、住宅ローンでは5年ごとに毎月の返済額が見直されます。
金利上昇のリスクはあるものの、借入時点では固定金利よりも金利が低く設定されている点がメリットです。
また一定期間のみ固定金利とする固定金利選択型は、5年や10年を固定期間としてそれ以降は変動金利型になります。
・モーゲージバンクもおすすめ
長期金利固定型のフラット35を利用するなら、モーゲージバンクもおすすめです。
住宅ローンを借入するときは、同一金融機関で口座開設を求められることが一般的です。
モーゲージバンクは預金を扱っていませんから、預金口座を増やす必要がありません。
まとめ
住宅ローンの違いや選び方のポイントを紹介しました。
大手やインターネットバンク、信用金庫ごとに特色はさまざまです。
長く利用するものなので、付き合いやすさで比較するのが重要な選び方です。